近年の葬儀

家族葬が増えている理由

手を繋ぐ写真

 近年では家族葬を行う方が増えている傾向にあります。株式会社鎌倉新書が行った調査では2015年に家族葬を行った人は31.3%、2017年は37.9%、2020年では40.9%と年々増えていることがわかります(出典:株式会社鎌倉新書「第4回お葬式に関する全国調査」)。特に首都圏では家族葬を選ぶ方は多いです。
 家族葬を選ぶ人が増えている理由として、高齢化社会であることが挙げられます。高齢で亡くなられる方が増え、ご遺族や友人も高齢である場合が多く、規模が小さく負担の少ない家族葬を行うことが増えました。また、現代社会はかつてより人間関係が希薄であるため、葬儀に出席する人が少ないことも理由です。故人が、遺族に経済的な不安や手間をかけたくないことから生前より家族葬を希望する方も多いようです。家族葬は故人やご遺族の希望をカタチにしやすい葬儀形態で、伝統や宗教にとらわれない故人の趣味に合わせた自由な葬儀を行えることも家族葬の魅力です。さらに新型コロナウイルスの影響もあり、小規模でお別れをするという選択が増えているようです。